2017年7月23日日曜日

洗顔。日本人の洗い方、台湾人の洗い方。

動物園のオランウータンが、人間のように顔を洗うという。
https://www.youtube.com/watch?v=OMFRZn6HpyA
手ぬぐいを濡らすと上手に絞って、それで顔を拭うのだ。
「飼育員がやっているのを見て真似をするように」というアナウンスで合点がいった。それは日本人のやり方だったからだ。



日本人は顔を洗うときに、手で水を掬って顔にあて、手を上下するようにして洗う方法が一般的だろうと思う。
台湾人は、まずタオルをおもむろに濡らして顔にあて、手の位置をそのままに、頭の方を動かす。
台湾人の元夫も義弟もその彼女も、朝、洗面所で顔を洗うときはその方法だった。
台湾のドラマでも映画でもそのように洗っている。
周りの大人がやる様子を見て、子どもはそれを真似をする。
くだんのオランウータンも、周りにいる大人(人間)がそうやるのを見て覚えたのだろう。

以前、台湾で勤めていた会社の社長から聞いた話。

戦時中、国際スパイが暗躍していた。
日本軍が中国スパイと思しき人間をとらえた。
なんとか口を割らせようとするが、よく訓練されていて流暢な日本語を話すため、
いっこうに埒があかない。
ある朝、スパイと断定した。
顔を洗うときに、頭の方を巡らせて顔を洗ったからだ。


ネットで調べて見たら、似たような話がヒットした。
中国スパイだったり日本スパイだったり。朝鮮スパイの話もあった。

スポンサーリンク




当たり前だと思っていることほど、違いを発見したときのカルチャーショックが大きい。
カルチャーショックを当たり前に感じつづけていれば、他者との違いを受け入れやすくなる。
日本人同士でも、そういうことあるしね。
「若いうちに海外へ行け」と言われるのは、そういうことなんだろうと思う。


台湾(海外生活・情報)ブログ


間諜
ㄐㄧㄢˋㄉㄧㄝˊ


スパイ

2017年7月13日木曜日

火蟻は外来種。台湾でも日本でも。

火蟻の日本侵入の報道がされるようになった。
台湾にも火蟻はいる。
でも、それもここ15年ほどのことのよう。
記録では、2003年に発見されて、そのまま定着をしてしてしまったということになっている。



桃園などの地域での生息が確認されたから、咬まれないように、特に子どもには注意を払えという注意喚起の報道を見た。
私は、2004年に台湾で長男を出産したのだけれど、その頃から公園やレジャー関係のニュースに気をつけるようになったから、「台湾には危ない虫がいるな。気をつけなきゃな」という認識だったのだけれど...

スポンサーリンク




記録によると、台湾では2003年の9月〜10月頃から、桃園と嘉義で火蟻の被害が発見されたとなっている。
この記事のために調べるまでずっと、もともと台湾にいる危険生物かと思ってた。
火蟻は、いまからたった14年ほど前に台湾に侵入してきた外来種だった。

おそらくだけど、当初は原因不明の奇病として扱われたり、はたまた扱われなかったりしていたんじゃないかな、と。
特定の場所、特定の症状ということで調査が始まって、約1年でやっと事例調査が完了して警鐘を鳴らすに至ったのではないかと。

これまでにない病症・病例にであったときの混乱は、SARSの真っ最中の台湾で生活していたので、実感はできないけど想像はできる。
医療の現場で、現在進行形で未知の病気に対峙する医療関係者の皆様には本当に頭がさがります。感恩。

スポンサーリンク


危険だと言われて注意するようにしていたけれど、当時住んでいた台北県(現新北市)の公園でもハイキングでも全く見かけることはなく。
一市民的には
「特定の地域にいる、注意すべき毒性を持つ昆虫」
「我々都市部の人間には接触の機会はあまりないけど」
という感じにとどまっています。

火蟻に噛まれると火傷のように水ぶくれができるそう。まれに、アナフィラキシーの症状で重篤になる場合もあるけれど、通常は一般的な火傷と同じ経過を経て自然治癒するそうです。

在来種の蟻は、テリトリー争いに対抗できる唯一の昆虫だという説もあり。
お庭がある住居にお住いの方は特に、むやみやたらと駆除せず、いまいる昆虫(益虫と呼ばれるもの)や爬虫類と共存できる環境を保持していただきたいなぁ、と希望する次第です...


台湾(海外生活・情報)ブログ


螞蟻
ㄇㄚˇㄧˇ

あり

2017年7月7日金曜日

物乞いをする人びと

夜市でも朝市でも、人が多いところは日本ではほとんど見なくなった物乞いがいる。
ある日の基隆の觀光夜市。身体障害者の男性が物乞いをしていた。
年齢は30歳前くらい。足が不自由なようで、自作と思われるキャスター付きの小さな台車に乗っている。滑舌もはっきりしないようだ。
何を言っているのか聞き取れないのだけれど、置かれた小鉢がすべてを物語っている。



麻痺も少しあるのだろう。言っていることがはっきり聞き取れないが、何かをしきりに話している。
すると、急に黙ったかと思うと、袋からペットボトルを取り出した。キャップを開ける。とても集中しているようで、口からは舌が出ている。
無事に開け終えると、次はズボンのジッパーを下ろしてそれを引っ張り出して、おもむろに小用を足し始めた。
人々が行き交う中、すぐそばの小吃のお店に並んでいて手持ち無沙汰だった私。ふと目をあげると、往来を挟んだちょうど真向かいで親に手を繋がれて何かを待っていた少女も同じようにその一部始終を見ていた。
っていうか、ずっと何かをしゃべりっぱなしだったから、喉を潤す目的でペットボトルを出したんだろうと思ったのよ。
まさか、それにおしっこするなんて思わないじゃない。

スポンサーリンク




いまはもう取り壊されてしまったけれど、かつて台北駅前には歩道橋がかかっていた。
台鐵の台北駅と新光三越側を繋ぐ歩道橋だ。利用者の数は相当なものだったろうと思う。通勤時間帯なんかはすれ違うのも困難な混雑ぶりだった。
その歩道橋のど真ん中。ぽっかりと人波が割れる場所がある。
身体障害者の物乞いが真ん中に陣取っているからだ。
地面に腹ばいになって(足も手もほとんどない)、首をもたげて頭をずっと上下させている。お辞儀のつもりなのだろう。まともな職に就けず、慈悲にすがるしかないのかもしれない。

スポンサーリンク





先日、タラップを這って登らされたと抗議した車椅子の男性の記事が炎上していた。
記事を読ませていただいた。移動が不便だからと、飛行機の座席にいながらにして小を足すことも多々あったという。
これを読んで、上記のエピソードを思い出した。
「文句を言われなかったから、問題ないと判断した」という意味のことが書かれてあったが、文句を言われない=文句がないのとは違う。
夜市で私の真向かいにいた少女は、「ねぇ見て!あのおじさん、おちんちんとりだして、ペットボトルにおしっこしてるよ!」と両親に言っただろうか。
それとも、自尊心のなんたるかを理解して、誰にも何も言わずにいただろうか。

台湾では、身体障害者も普通に生活している。
「普通に」という言い方は少しおかしいかもしれないけれど、日本ではあまり接触のない身体障害者が、本当にごくごく身近にいて、健常者と同じように過ごしている。
身体障害者向けのスクーターもいたるところで見かける。
あまりに身近にいるので、最初の頃こそ少しカルチャーショックを受けていたが、いつの間にかそれが当たり前になった。そういう状態のほうこそ「普通」なのだろうと思う。


台湾(海外生活・情報)ブログランキング




身障者
ㄕㄣ ㄓㄤˋㄓㄜˇ


身体障害者。